今までジャムと思っていたのは実はスプレッドだった!スプレッドって何?

スプレッドって何?ジャムとの違いは?
スーパーや百貨店でジャムを購入したとき、裏の表記を確認したことがあるでしょうか。ジャムと思って買っていても、実際はスプレッドだったということがあります。「スプレッドって何?」と思いませんか。

特に、近年はフルーツスプレッドが人気で、あらゆるメーカーが色々なフルーツスプレッドを販売しています。フルーツスプレッドとは、フルーツを原料としているスプレッドのことです。例を挙げれば、「アヲハタのまるごと果実」や「スドージャムの100%フルーツ」などがあります。これらは一見ジャムに見えますが、正式名称はスプレッドです。

このスプレッドとは何かと言えば、フルーツの果汁に甘みを加えた商品のことです。スプレッドについて、日本では細かく規定が定められているわけではありません。日本農林規格(JAS)では糖度が40度以上のものがジャムと決められているため、糖度40度未満のものをスプレッドとする傾向があります。ざっくり言うと、ジャムとは表示できない商品をスプレッド、フルーツスプレッドと表示していると思ってください。例えば、ミルクジャムなどはJAS規格でジャムと表記できないため、スプレッドとなります。

フルーツスプレッドは一般的なジャムと比べて糖度が低いため、健康志向の方におすすめの商品です。原料がフルーツなので美容に良く、ジャムと同じように、毎日手軽に食べられます。自然なフルーツの甘さを味わえるのも特徴です。

ただし、糖度が低いことにより、どうしても保存が効かないケースが見られます。特に、砂糖不使用のスプレッドタイプは、商品の性質上、日持ちがしません。購入したら、すぐに賞味期限を確認して、早めに消費しましょう。

スプレッドにはどんなものがある?
糖分控えめなフルーツスプレッドだけではありません。実は、スプレッドには色々な種類が存在します。近年は「いちごバター」のように、「フルーツ+○○」もしくは「野菜+○○」と、フルーツや野菜をブレンドした商品が増えてきました。他にも、「チーズケーキ」や「プリンジャム」など、一風変わった商品が続々誕生しています。

スプレッドはどんな料理に使える?
パンにのせる以外にいろんな料理に使えるのも、スプレッドならではの特徴です。ジャムよりも糖度が低いため、ステーキなどのソースにも取り入れやすく、色合いも鮮やかなものが多いので、料理が一気に華やぎます。特にとろりとしたテクスチャーで、原料がベリー系の酸味が強いものだと、肉の味がさらに引き立つでしょう。

スプレッドの味をより楽しむなら、クラッカーや野菜スティックにつけて食べるのがおすすめです。スプレッドの甘みが野菜の苦味を打ち消してくれるため、野菜嫌いのお子様でも野菜を食べられるようになるかもしれません。生ハムやローストビーフなどにつけても相性抜群です。焼いたお餅につければ、ほっこりと優しい甘みを堪能できます。