スプレッドって何？
「スプレッド」とは、英語の「spread（広げる、薄くのばす）」に由来するパンに塗るジャムの1種です。アメリカでは果物と砂糖を加熱して作ったジャムの中でも糖度が65%以上かつ果物を45%以上含むものしかジャムとは言いません。そして、糖度65%以下のものについては、スプレッドと呼びます。この呼び名が日本でも広まってきましたが、日本においては糖度40%以上のものをジャムと呼ぶ決まりとなっています。そのため、日本では糖度40%以下のものをスプレッドと呼ぶようになっています。
どんなスプレッドが人気？
ジャムよりも糖度が低くてあっさりと食べられるスプレッドは、多くのメーカーから販売されており、さまざまな種類があります。どのようなスプレッドが人気なのでしょうか。
イチゴやブルーベリー、カシスなどを使用したベリー系はジャムでも不動の人気を誇りますが、スプレッドにおいても人気があります。甘さと酸っぱさのバランスがちょうどよく、パンに塗ってもヨーグルトに混ぜても美味しく食べられます。
オレンジやレモンといった柑橘系は、甘いものが苦手な方に人気があります。爽やかな酸味とほのかな苦みがアクセントになっていて、食欲が湧かない朝でも美味しく食べられます。
りんごのスプレッドは、小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代に人気があります。りんごならではの上品な甘さにほっとできるので、毎日食べたくなる美味しさです。
バター入りのスプレッドって何？
果物をメインに使用したスプレッドはあっさりとした甘さで人気ですが、今注目を集めているのはバター入りのスプレッドです。果物の爽やかさにバターの濃厚なコクが加わって、一度食べれば病みつきになること間違いありません。
最近ではパンを食べる方が増えて、スーパーのジャム・スプレッド売り場が大きく確保されるようになりました。豊富な品揃えの中にはバター入りのスプレッドも並んでいるはずです。果物を使用していない抹茶バターやきなこバターといったスプレッドも登場しているので、ぜひ一度お試しください。
バター入りのスプレッドの美味しい食べ方とは？
バター入りのスプレッドはパンに塗っても美味しいですが、おすすめなのはクラッカーに乗せる食べ方です。一口食べると、クラッカーのカリッとした食感の次にほのかな塩味が感じられ、スプレッドの甘さを引き立てると同時にバターの濃厚なコクに包み込まれます。普通のクラッカーが高級な洋菓子に変化したかのような贅沢な味わいを感じられることでしょう。
スプレッド購入時に気を付けたいこと
スプレッドはジャムよりも糖度が低いため、賞味期限に気を付けて購入するようにしましょう。美味しそうなスプレッドが売っているとあれもこれも複数の商品を試してみたくなりますが、賞味期限を確認して食べ切れる分だけを購入しましょう。また、一度開封すると雑菌が繁殖しやすいため、必ず冷蔵庫で保管し、早めに食べ切るのがおすすめです。
