馴染み深い味、ジャムって何?

ジャムって何?
ジャムは16世紀の後半に、宣教師が日本にもたらしたと言われています。明治10年には、東京新宿の観農局でイチゴジャムの試買が始りました。明治14年には長野県でイチゴジャムの缶詰が販売され、明治33年には木村屋でジャムパンが販売されるようになりました。戦後に給食でパン食が広がったことで、さらにジャムも普及していきました。

そもそもジャムって何?なのでしょう。一般的に、ジャムとはジャム類の中のひとつです。くだものや野菜や果肉や花弁をつぶして、砂糖などを加えて加熱し、濃縮したもので、くだものに含まれている成分によってゼリー化させた糖度40度以上の製品のことを言います。また、柑橘類の果汁や、ゲル化剤などを加えて作ったものも含まれます。

重量比で10%以上砂糖を加えたもので、ペクチンと酸が作用することでゲル化します。砂糖が水分を含んでいるので、長期保存が可能です。しかし、開封後は早く食べたほうが良いです。食べきれない場合は冷凍保存もできます。糖度が50%以上のジャムならカチカチに固まることがないので、開封して余ってしまったら冷凍しておくとよいでしょう。

ジャムの種類
ジャム類は、「ジャム」「マーマレード」「ゼリー」の3種類に分けられます。マーマレードは柑橘類が原料で、果皮が入っているのが特徴です。そのため、柑橘類を使用したものでも、果皮が入っていなければジャムになります。マーマレードは果皮の苦さがアクセントとなり、甘さの中にほろ苦さを感じられて、果皮の食感も楽しめます。

ゼリーがジャム類だということに驚かされるのではないでしょうか。ゼリーは、くだものの搾汁が原料のものを言います。そのため、完成品には果実や果皮は入っていません。のどごしが良くて食べやすく、あっさりとくだものの風味を味わいたい人におすすめです。

ジャムは、それ以外のものを指します。ジャムの中でも、果肉の原形が残っているものは「プレザーブスタイル」と言います。果実によって残される果実の大きさが決まっていて、いちごは全形か半分、いちご以外のベリー類は全形、ベリー類以外のくだものは5mm以上の原形があるものがプレザーブスタイルです。果実の味わいや食感を楽しみたい人にはおすすめです。

ジャムの糖度
ジャムは甘いので高カロリーと考えられがちですが、含まれる砂糖の重量割合は決められています。ペクチンと酸の反応によってゲル状になるので、ジャムは砂糖だけの塊ではありません。ジャムと認められる糖度は40%以上のものです。近年は低糖度のジャムが増えて、糖度も40%から50%程度のものが多くなっています。

食べ方では、バターやマーガリンと一緒に摂取するのは避けたほうがいいでしょう。油脂と砂糖を一緒に摂取すると、別々に摂取したときよりも太りやすくなってしまうからです。

ジャムって何?という疑問を突き詰めていくと、種類や定義が細かく指定されていることがわかります。きちんと分類を知って、食生活に活用しましょう。