ジャムって何?その疑問に答えます!

ジャムって何?その定義とは
パンやクラッカーに塗って食べるなど、ジャムは私たちの生活でとても身近なものです。しかし、そもそも「ジャムって何?」「どうやって出来ているの?」と聞かれて、きちんと答えられる方は意外といらっしゃらないのではないでしょうか。

ジャムとは、フルーツの果肉を潰したものに砂糖を加えてしっかりと加熱し、ゼリー化したものです。なぜ果肉がゼリー化するかと言えば、フルーツに含まれている酸とペクチンの作用によるものです。

ジャムには、定番のいちごジャムやりんごジャムなど、様々なものがありますが、実はジャムと名のつくもの以外にも、ジャム類に分類されるものがあります。ゼリーやマーマレード、ブレザーブスタイルの3つです。ゼリーもジャムだと聞くと、本当に「ジャムって何?」と感じます。ジャムの世界は、思っているよりも広いのです。

日本農林規格(JAS)でジャムの定義を細かく見ていくと、ジャムとはジャム類の1つで、そのうちゼリーやマーマレード以外のことを指します。ゼリーはフルーツの果汁を原料とするもの、マーマレードは柚子やグレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類を原料とするものです。そして、なおかつ果皮が入っているものになります。

ブレザーブスタイルの場合は、他のジャム類とは違い、ペースト状ではなく、果実の形がきっちり残っているものを指します。果実の形の原型をどの程度残しているかは、原料となるフルーツごとに違います。例えば、いちごの場合は完全な形、または2つ割りの形が残っていなくてはなりません。いちご以外のベリー系は、完全な形を残しておく必要があります。ベリー系以外のフルーツは、5ミリ以上の厚みをした果肉等が残っていることが必須です。

ジャムはそもそもいつ誕生したの?
日常生活で使われているジャムがいつ頃からあったのか、ご存知でしょうか。ジャムの誕生は古く、今から1万年から1万5000年以上前と推定されています。この時代は旧石器時代の後期(狩猟採集を主に行って生計を立てていた時代)にあたります。当時の人々はミツバチの巣から蜜を取り出し、蜜と果物を土器で煮詰めることで、ジャムを作り出していました。農耕牧畜の暮らしに移行する前の時代ですから、保存しておける食べ物の存在は画期的でした。

その後、ギリシャのアレクサンダー大王がインド攻略の際に、砂糖を持ち帰っています。それでジャムを作り、王侯貴族に配っていました。

ジャムが一般的に広まるのは、十字軍のオリエント遠征を待たなくてはいけません。1096〜1270年のことです。この遠征で多くの砂糖が持ち帰られたことにより、ついにジャムは一般人の手にも渡るようになったのです。

一方、日本では安土桃山時代の16世紀後半に、宣教師によってジャムが日本に伝来したとされています。日本で本格的に販売されたのは、明治時代に入ってからのことです。当時の様子を資料で見ると、まだまだ庶民には一般的ではないものの、認知はされていたようです。その後、昭和の時代に入り、味が改良され、ジャムメーカーの立ち上げなどにより、広く市民に愛されるようになったのです。