そもそもジャムって何?実は細かく定義されてるの知ってましたか?

ジャムって何?ジャムの定義とは
いつも朝食に必ずジャムをつけたトーストを食べているという人も多いでしょう。でもそのジャムのこと、あまり知らない人も多いのではないでしょうか。実は日本農林規格(JAS)においてジャムも細かく定義が分けられているのです。改めてジャムって何?と思った人にご説明しましょう。
ジャム類というのは、基本的に果実や野菜、または花弁を砂糖などと煮詰めてゼリー化するまで加熱したもののことを指します。そしてジャム類の中でも、マーマレードとゼリーはジャムと別のものとしての分類がされています。マーマレードは厳密に言うとジャムではないんですね。柑橘類の果皮が入っているものとジャムは区別されています。そしてゼリーというのは果実の搾り汁を原料として作られたものを言うので、これもジャムの分類とは別になります。
またジャムの中でもいちごジャムのように果実がまるごとごろっと入っている原型をちゃんと保持しているようなものをプレザーブスタイルといいます。

マーマレードとジャムは違うの?
ジャムって何?マーマーレードと同じじゃないの?と思う人も多いでしょう。ジャム類の中にマーマレードは含まれますが、ジャムとマーマレードの一番の違いはマーマレードは果実だけではなく、果皮が含まれていることにあります。果皮が含まれることで味わいに苦味がつき、その苦味が特徴でもあるマーマレードですが、柑橘系でも果皮が含まれていない場合はマーマレードとは言わず、ジャムとなります。マーマレードにはビタミンCやヘスペリジンといった抗酸化作用や毛細血管の強化につながる成分が含まれており、皮膚を健康に導いたり、シミなども防ぐため、美肌の効果にも期待できます。

プレザーブスタイルってなに?
ジャムの中でもプレザーブスタイルという表示がされて売られているものも時々あります。果物の形がある程度残っているタイプのジャムのことをプレザーブといいます。いちごならまるごと、また2つ割の状態で残っていること、いちご以外のベリー類は全形が残っていること、ベリー以外の果実は5ミリ以上の果肉が残っていること、といった分別がされていて、それにあったものがプレザーブスタイルのジャムとして流通し、条件が満たされたものだけに「プレザーブスタイル」という名称をパッケージに表示することが許されているのです。果実を丸ごと食べているかのような味わいをこの好む人もいます。そういう人に人気なのが、このプレザーブスタイルのジャムと言えるでしょう。

いつからジャムって食べられていたの?
一体いつ頃から人類は食べていたのでしょうか。今から1万年~1万5千年前のスペインにある洞窟でミツバチの蜜を人が摂っている風景が壁画として残っており、そこで果実を煮詰めたとされる土器が出土されていることから、旧石器時代からすでに人類はジャムを保存食として作り出していたことがわかっています。
その後、紀元前320年頃のアレキサンダー大王がインドから貴重な砂糖を持ち帰ってきたことで、ヨーロッパで王侯貴族や僧侶たちの間で流行り、十字軍の頃は砂糖が流通し始め、一般的な普及至ったとされています。
日本には16世紀後半に伝わってきていますが、国内でジャムを作るようになったのは明治の時代までありませんでした。