名古屋名物の小倉トーストを楽しめる小倉バターなど、ヒット商品を次々生み出しているコジマジャム。給食用ジャムも作っているメーカーなので、食べたことがある人は多いはず。コジマジャムを作っている会社はどんな企業で、他にはどんな商品を販売しているのでしょうか?巷で話題のコジマジャムについて迫ります!
コジマジャムについての基本情報
コジマジャムを製造・販売している小島食品製造株式会社は、愛知県東海市の会社です。大正11年に創業を開始した老舗メーカーで、創業当時はトマトピューレを製造する会社としてスタート。昭和10年にトマトピューレに続いてウスターソースの製造を始め、ジャム類の製造を始めたのは昭和22年に入ってからです。伊勢湾台風により本社、工場共に罹災(りさい)するというトラブルを乗り越え、令和の現在に至るまで日本全国で愛されるジャムを作り続けています。
コジマジャム・スプレッドの種類は?
スプレッドとは、ジャムと同じように使えるけれど、糖度65%以下でジャムよりは甘さ控えめのものを指します。小島食品製造株式会社で人気のスプレッド系は、名古屋の定番「小倉バター」のほか「宇治金時バター」「はちみつバター」、北海道和寒町のかぼちゃで作った「和寒かぼちゃミルク」、濃厚なプリンをそのままジャムにしたような「卵黄プリンジャム」、なめらかな口当たりの「くりーむちーず」、東北のずんだを手軽にトーストで楽しめる「ズンダジャム」の7種類の味があります。
定番の「小倉バター」は、存在感のあるあずきと、バターの香りが食欲をそそる一品。小倉バターをパンにたっぷりつけてからトーストすると、バターが溶けてパンに染み込みます。小さなお子さんから年配の方まで幅広く愛されています。あずきとバターをトーストに塗って食べるスタイルは、名古屋地方独自の食べ方でしたが、現在では全国に熱烈な小倉バターファンがいます。コジマジャムの小倉バターは1年かけて開発された、あずきとバターのバランスが絶妙なスプレッド。トーストはもちろん。お餅や白玉と合わせても美味。
コジマジャム・ジャムの種類は?
無添加ジャムは「いちじく」「ブルーベリー」「マーマレード」「いちご」の4種類。そのほか、毎月1種類、月替わりジャムを販売しています。他にもパンやお菓子作りに使えるお得な業務用ジャム、少量ずつ個別包装された給食用ジャムも販売されています。4種類の無添加ジャムに加えて、業務用と給食用には「りんごジャム」もあります。
コジマジャムについて語りたい!ジャムへのこだわり
コジマジャムの特徴は、ベースとなる定番ジャムに加えて毎月販売される月替わりジャム。たくさんの試作を重ね、製造・販売まで至ったジャムは年間300種類以上。ジャムそれぞれは味を第一に追求したもの、価格を重視したもの、使いやすさを重視したものなど、コンセプトはさまざまです。自由な発想でジャム作りを楽しんでいます。