コジマジャムについて知ろう

1.コジマジャムについて

「コジマジャム」とは、愛知県に所在する小島食品製造株式会社が運営している、ジャムの専門店です。コジマジャムについて一番の特徴を挙げるならば、「こだわりのジャム作り」という点が挙げられるでしょう。

運営元の小島食品製造株式会社は大正11年に創業し、ジャムやフルーツソースの他、カップデザート、ケチャップやソースなどの調味料、果実や野菜のペースト、飴などの菓子、ジュースなど、さまざまな製品を作っている会社です。JAや生産農家、地域のグループや個人からの「この素材でジャムは作れるのか」という少数の発注にも、可能な限り対応しています。過去には、味噌ピーナッツのジャムや、ボルシチのジャム、しょうがとチョコを組み合わせたジンジャー&チョコスプレッドなどの商品が作られ、販売されていました。代表的な素材以外に、ドラゴンフルーツやメロン、蕗やニンジン、ハイビスカスやバジル・バラ・桜といったさまざまなものを、発想次第でおいしいジャムにすることができます。

2.コジマジャムで作られている「ジャム」の特徴

そもそも「ジャム」とは、日本のJAS法によると「果実、野菜、花弁を砂糖類などと一緒に、ゼリー状になるまで熱を加えたもので、糖度が40度以上のもの」を指します。

コジマジャムでは1年間で300種類を超えるジャムを作っており、使われる素材も実にさまざまです。また、用途によって使い分けしやすいように、味に重点を置いたもの、価格に重点を置いたものなどがあり、ジャムの可能性を広げられるように、こだわり抜いて作られています。

コジマジャムで販売されている、いちごやいちじく、ブルーベリーやマーマレードの無添加ジャムは、甘さと酸味のバランスが良く、ヨーグルトなどとたいへん合う仕上がりになっています。その他にも、給食に使われる昔ながらの小さな個包装のジャム、パン作りやお菓子作りに最適な1キロもある業務用ジャムなど、少量を使い切りたい人から、大量に気軽に使いたい人まで、用途に合わせて購入することができます。

3.コジマジャムで作られている「スプレッド」について

コジマジャムでは、ジャム以外に「スプレッド」と呼ばれるものも作られています。この「スプレッド」とは、先ほど説明したJAS法によるジャムに当てはまらないものを指します。例えば、ミルクジャムは素材が果実でも野菜でも花弁でもないので、厳密に言えばジャムではありません。また、果実を用いていて糖度が40度以上あっても、砂糖不使用であればスプレッドとなります。

コジマジャムには、「小倉バター」「宇治金時バター」「はちみつバター」といったバターを含んだスプレッドや、素材にこだわり、味わいを生かした優しい甘さの「和寒かぼちゃミルク」、まるでプリンのような濃厚な「卵黄プリンジャム」、生クリームを加えて滑らかに仕上げた「くりーむちーず」など、いろいろな種類のスプレッドがあります。

スプレッドはジャムと比べてpH値が低くないものもあり、保存の仕方によっては傷みやすくなります。注意書きをよく読んで保存すれば、最後までおいしく食べられます。