ジャムにして栄養をとる意味ってあるの？
美容や健康を保つためには、毎日必要な栄養素を漫勉なく摂取したいものです。しかし、忙しい現代の私たちにとって、バリエーション豊かな食事をするのは大変です。しかも毎日色々な種類の食材を集めようと思うと、それだけ手間とお金がかかってしまいます。
そんな時、重宝するのがジャムの存在です。ジャムは果物や野菜、花弁などを砂糖や糖アルコールなどと一緒に加熱して作られ、ペクチンや酸味料を加えることもありますが、長期保存ができる食材です。ジャムであれば、すぐに口にすることができます。一度に大量の果物や野菜を摂取することは不可能ですが、ジャムであれば、大量の果物や野菜が溶けた状態になっているので、嵩は少ないですが、多くの量の果物や野菜を摂取することができます。しかも、甘いので幸福感を感じることができて、ストレス解消になるので一石二鳥です。
果物や野菜の皮には、実よりも栄養素が沢山含まれています。例えば、紫外線や鳥・虫から自分を守るために、皮にはビタミンやβカロテンなどが多く含まれています。また、果物や野菜には動物のように骨がないので、自身の体を支えるために食物繊維を皮に多く含んでいます。そのため、効率よく栄養素を摂取したいのであれば、果物や野菜の皮は捨てずに食べた方がよいのです。ただし、残留農薬の問題もありますし、口腔アレルギーが出やすい人は皮の部分を食べない方が良いのですが、口腔アレルギーが出ないのであれば、オーガニックの果物を選ぶなどして、皮まで果物や野菜を食べる方が望ましいと言えます。それなら、手軽に食べることができるジャムがおすすめなのです。
ジャムにして栄養をとる意味を実感したいならこの果物がおすすめ
ジャムにして栄養をとるにしても、一体どのジャムを選んだら良いか迷ってしまいます。もし、貧血対策をしたいとか、美肌効果を狙いたいと思うのであれば、いちごのジャムを選んでください。いちごには鉄が含まれているので貧血予防に最適ですし、ビタミンCも豊富に含まれているので抗酸化作用が強く、紫外線に負けないお肌を作ることができます。解熱や去痰作用もあるので、風邪をひいた時や呼吸器系のトラブルがある時にもおすすめです。
クリアな視界を手に入れたいなら、アントシアニン色素を多く含むブルーベリージャムがおすすめです。第二次世界大戦の頃、あるイギリス人のパイロットは、夜暗い中でもクリアな視界で飛行できたという話があります。その理由は、ブルーベリージャムが大好きで、毎日トーストにトーストの厚みと同じくらいのブルーベリージャムを塗っていたからだそうです。
ある研究では、アントシアニン色素を摂取して4時間後には目が良く見えるという効果が出てきて、その効果は24時間持続したというデータが発表されており、アントシアニン色素が目に与える良い影響は科学的にも立証されています。毎日大量のブルーベリーを食べるのは不可能ですが、ジャムなら可能です。ジャムにして栄養をとる意味はそこにあります。
